今剣(いまのつるぎ)・・・源義経

兄頼朝に追われる身となり、最後の自刃に使ったとされるのが、短刀「今刃」だ。作者は平安時代、山城国(京都府南部)三条に住んでいた三条宗近。祈願の為鞍馬寺を訪れた宗近が奉納したもので、6尺5寸(約197cm)の大太刀だった。

 幼少の義経を養育してきた鞍馬寺の別当・東光坊蓮如が今剣と命名し「守り刀」として義経に与えた。伝えられる今剣は短刀である。誤って義経が折ってしまったという説があるが、今剣は現存せず、調べようもない。

 文治五年(1989)義経が住んでいた衣川の館は、頼朝側の差し向けた平泉の丙に囲まれた。義経は戦うことをせず、御堂にこもり自刃した。義経は幼き日に授かった名刀・今剣によって、人生の幕を下ろした。

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